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足が悪くて座れないけど内観できますか?
なぜ屏風の中という狭い空間に入らないといけないの?
集中内観は部屋の一隅に立てられた屏風の中、畳半畳ほどの空間に入り、楽な姿勢で座りながら一週間過ごします。トイレ・入浴・お茶を入れること以外席を立たず、食事も屏風の中でいただき他の人と一切話をしないことが原則です。また、携帯電話、本、ラジオ等の自分と向き合うことに障害となる情報源は一切持ち込むことをお断りしております。
このように、研修所ではひたすら自分自身を見つめる環境を作り、内観に集中していただいております。

屏風の役割
人間は視覚から入る情報が80%を占めると言われています。この視覚から入る情報をコントロールして意識を心に向け、自分自身と向き合えるように、また外部からの刺激を遮断し、集中力を高める工夫として屏風の中で内観していただきます。さらに屏風の中は完全に一人だけの空間ですので、プライバシーを守る意味でもありますが、「完璧な密室」にならない屏風の特性が、内観を深める上で非常に重要なものになります。
一緒に内観をしている方々の様子や料理を作る生活音、また野鳥のさえずりや虫の声が屏風越しに聴こえる事が内観をより深めたという体験者の方も多くいます。また、最初の3日目くらいまでが慣れない環境に苦労しますが、不思議なことに慣れてくると屏風の中が「安全な場だと感じた」「安心感があった」という体験者の声も多々あります。
足の悪い方、閉所恐怖症の方など、屏風の中で座れない状態の方にはイスを利用してもらったり、その時々に応じて対応させていただいております。内観に集中できるように出来る限りご対応をして、環境を整えますのでご相談ください。
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